Topo-Q, etc.

若手励起プログラム報告 FY2017 (Heisei 29)

太田 智明
東京工業大学 大学院理工学研究科 博士課程2年
太田 智明
指導教員:東京工業大学 理学院物理学系 藤澤 利正 教授 (C01)
受入研究者:京都産業大学 理学部物理科学科 瀬川 耕司 教授 (B01)
受入期間:2017年1月16日(月) ~ 20日(金)

 私は現在までに、高周波電気測定技術を用いて、2次元トポロジカル絶縁体の一種である量子ホール系の非平衡ダイナミクスを研究してきた。現在、この高周波測定技術を3次元トポロジカル絶縁体に適用する事を計画している。
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ゴン・ゾンピン
東京大学大学院 理学系研究科 修士課程2年
ゴン・ゾンピン
指導教員:東京大学 大学院 理学系研究科 上田 正仁 教授 (D01)
受入研究者:京都大学 大学院 理学研究科 川上 則雄 教授 (D01)
受入期間:2017年2月13日(月) ~ 2017年2月24日(金)

 近年原子・分子・光(AMO)物理の実験技術の発展によって、量子多体系の非平衡ダイナミックスは注目を集めてきました。熱平衡化、多体局在化、時間結晶など固体系で考えられない物理現象は冷却原子やイオントラップなどの人工量子多体系で実現されました。
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東川 翔
東京大学 大学院理学系研究科 物理学専攻 博士課程1年
東川 翔
指導教員:東京大学 大学院 理学系研究科 上田 正仁 教授 (D01)
受入研究者:京都大学 基礎物理学研究所 佐藤 昌利 教授 (D01)
受入期間:2017年2月18日(土) ~ 3月3日(金)

 トポロジカルな物理現象の面白さの一つは、異なる物理系の現象がトポロジーという大きな観点からは同じように理解できることです。トポロジカル絶縁体・超伝導体では電子の波動関数が非自明なトポロジーを形成しており、トポロジカル励起(渦やスカーミオンなど)では秩序変数が非自明なトポロジーを形成しています。
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井辺 洋平
京都大学 大学院理学研究科 修士課程2年
井辺 洋平
指導教員:京都大学 大学院理学研究科 川上 則雄 教授 (D01)
受入研究者:京都産業大学 理学部物理科学科 瀬川 耕司 教授 (B01)
受入期間:2017年2月28日(火) ~ 3月15日(水)のうち8日間

 ワイル半金属は、バルクにギャップレスの円錐型分散をもつ物質であり、場の量子論の「カイラル量子異常」に起因する特異な輸送現象が期待され、注目を集めている。私はこのワイル半金属の示す輸送現象のうち「カイラル磁気効果」という、外部磁場と平行に電流が流れる現象に関して理論研究を行ってきた。
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嶋村 奈津美
東北大学 大学院理学研究科 修士課程2年
嶋村 奈津美
指導教員:東北大学 大学院理学研究科 佐藤 宇史 教授 (B01)
受入研究者:理化学研究所 創発物性科学研究センター 花栗 哲郎 チームリーダー
受入期間:2017年10月23日(月) ~ 11月2日(木)

 近年、超伝導体とトポロジカル絶縁体の接合系においてマヨラナ粒子が出現する可能性が理論的に指摘され、大きな注目を集めています。私は、銅酸化物高温超伝導体上にスピン軌道相互作用の大きいラシュバ金属薄膜を作製し、この接合系における新奇物性を観測することを目的として角度分解光電子分光(ARPES) を用いた研究を行ってきました。
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吉岡 信行
東京大学 大学院理学系研究科 物理学専攻 博士課程1年
吉岡 信行
指導教員:東京大学 理学系研究科 桂 法称 准教授 (D02)
受入研究者:京都大学 大学院理学研究科 川上 則雄 教授 (D01)
受入期間:2017年10月23日(月) ~ 11月10日(金)

 系の波動関数に内在するトポロジカルな性質が、不変量として相を特徴づける。そんな奇想天外な現象が、多くの物性物理の研究者の好奇心を駆り立てています。かく言う私もそのうちの一人で、特に乱れの存在下でのトポロジカル絶縁相・超伝導相の安定性や、量子相図に興味を持っています。
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トラン・シュアン・チ
東北大学 大学院理学研究科 物理学専攻 博士課程2年
トラン・シュアン・チ
指導教員:東北大学 大学院理学研究科 物理学専攻 佐藤 宇史 教授 (B01)
受入研究者:京都産業大学 理学部物理科学科 瀬川 耕司 教授(B01)
受入期間:2017年12月4日(月) ~ 15日(金)

Three-dimensional topological insulators(3D TIs) represent a new state of quantummatter with an insulating bulk band and aconducting surface state. The discovery of TIsstimulated the search for a more exotic stateof matter, the topological superconductors(TSCs).
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高三 和晃
京都大学 大学院理学研究科 博士課程2年
***
指導教員:京都大学 大学院理学研究科 川上 則雄 教授(D01)
受入研究者:東京大学 大学院 理学系研究科 上田 正仁 教授 (D01)
受入期間:2017年12月11日(月) ~ 12月22日(金)

 私は、レーザー照射などにより非平衡状態に駆動された強相関電子系に興味を持って研究しています。こうした系は、平衡状態では現れない多彩な現象、トポロジカル相を含む多様な物質相の現れる舞台として、理論・実験の発展にともない、近年注目を集めています。
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若手励起プログラム報告 FY2016 (Heisei 28)

藤井 啓資
東京工業大学 理学院物理学系 修士課程1年
藤井 啓資
指導教員:東京工業大学 理学院物理学系 西田 祐介 准教授 (D01)
受入研究者:京都大学 大学院理学研究科 川上 則雄 教授 (D01)
受入期間:2016年12月5日(月) ~ 12月16日(金)

 私は現在、超流動体等のガリレイ対称性を有する系の低エネルギー有効理論を研究しています。ガリレイ対称性を持つ系は、隠れた対称性として局所的なガリレイ対称性を持ちうることが明らかにされています。
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高根 大地
東北大学大学院理学研究科物理学専攻 博士前期課程1年
高根 大地
指導教員:東北大学 大学院理学研究科 物理学専攻 佐藤 宇史 准教授 (B01)
受入研究者:京都産業大学 理学部物理科学科 瀬川 耕司 教授 (B01)
受入期間:2016年12月5日(月) ~ 12月9日(金)

 トポロジカル絶縁体をはじめとしたトポロジカル物質はその特異な電子状態の観点から様々な新規量子現象が提案され近年盛んに研究活動が行われている。私はこれまでトポロジカル絶縁体やトポロジカル半金属の特異な電子構造の直接観測を目的として角度分解光電子分光による研究を行ってきた。
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田村 駿
名古屋大学 工学研究科 PD
田村 駿
指導教員:名古屋大学 工学研究科 田仲 由喜夫 教授 (B01)
受入研究者:京都大学 基礎物理学研究所 佐藤 昌利 教授 (D01)
受入期間:2016年12月20日(火) ~ 12月26日(月)

 絶縁体を挟んだ超伝導体と金属の接合の界面にはミッドギャップ状態である表面アンドレーエフ束縛状態(SABS)ができる。2次元のd波超伝導体である銅酸化物高温超伝導体ではフラットなSABSが形成され、伝導度におけるゼロバイアスピークとして観測されている。
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池田 敦俊
京都大学 大学院理学研究科 修士課程 2 年
池田 敦俊
指導教員:京都大学 理学研究科 前野 悦輝 教授 (A01)
受入研究者:名古屋大学 工学研究科 田仲 由喜夫 教授 (B01)
受入期間:2016 年12月12日(月) ~ 14日(水)、2016年12月19日(月) ~ 22日(木)

 物質のトポロジーの研究は理論先行であり、トポロジカル物質と実験的に確認された例は多くありません。私は新たなトポロジカル超伝導体の発見を目指して物質合成を行っているのですが、やみくもに新物質を合成するのは効率的ではありません。
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ムハマド・シャーバズ・アンワー
京都大学 大学院理学研究科 PD
ムハマド・シャーバズ・アンワー
指導教員:京都大学 理学研究科 前野 悦輝 教授 (A01)
受入研究者:産業技術総合研究所 柏谷 聡 首席研究員 (B01)
受入期間:2016 年12月12日(月) ~ 12月16日( 金)

 Self Introduction: After my PhD at Leiden University, I moved to Kyoto University. Here, I have been working at with Prof. Yoshuteru Maeno since 2012. During my stay at Kyoto, I worked on Topological superconducting junctions and spin-triplet superconductor based proximity hybrid systems.
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若手励起プログラム報告 FY2015 (Heisei 27)

関根 聡彦
東北大学金属材料研究所 日本学術振興会特別研究員(PD)
関根 聡彦
指導教官:東北大学 金属材料研究所 野村 健太郎 准教授 (C01)
受入研究者:京都大学 基礎物理学研究所 佐藤 昌利 教授 (D01)
受入期間:平成28年1月12日(火) ~ 1月22日(金)

 私は現在、シータ項などのトポロジカル項を有する3 次元系の外場に対する特異な応答を調べています。シータ項に起因した特異な現象としては、Weyl 半金属におけるカイラル磁気効果(磁場による電流の生成現象)などが知られています。
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